8月えんだより
毎日、うだるような暑さですが、こどもたちは元気いっぱい、プールあそびを楽しみ、
水の冷たい感触に「きもちいい~」と喜びの声をあげています。
さて、先日、二歳児のふたりがごっこあそびをしていた様子をご紹介したいと思います。
-ピタゴラス(磁石でくっつく玩具です。)を使いながら・・・Aさんが、Bさんに-
・ピタゴラスを器用に組み合わせ、家らしきものを作っています。
Aさん「ねぇ・・・おうちつくろうか?」
Bさん「うん。いいよ」
Aさん「じゃあ、これがおうちね」
Bさん「うん。いいよー」
・Aさんがドーム型のピタゴラスを乗せ、屋根らしくなっています。(顔を見合わせ、嬉しそうです。)
Aさん「これは、屋根だよ。あったかいね」
Bさん「うん。」
・Aさんがドーム型のピタゴラスを取ります。
Aさん「あ~、屋根がなくなっちゃったぁ だから寒いの」
Bさん「うーん。」
・屋根があると温かく、屋根が無いと寒いという概念があるようです。
・設定が家の中にいることになったようです。
・用意していたハンカチやままごとの野菜やフルーツをさらに並べます。
Aさん「ごはんよー!!」
・ハンカチは、食事の時にするエプロンのように首からお腹にあてています。
Bさん「はーい。たべよ~」
Aさん、Bさん「いただきまぁす」
・ふたりが競うようにパクパクと食べる真似をしています。(お互い、笑っています。)
Aさん「おいしいね」
Bさん「うん。」
Aさん、Bさん「ごちそうさまー」
・鞄を腕にさげ、赤ちゃん(人形)を抱っこして、その場を離れて行きました。
Aさん「じゃあ、行きましょう!!」
Bさん「ちょっと、待って~」
お互いに、いろいろな思いをめぐらせながら、まだ言葉だけでは、うまく相手に伝えることが難し部分もあるのですが、
お互い通じ合い、遊びが続き、面白いように展開されていく、その様子に思わず引き込まれてしまいました。
生まれてから、まだ二、三年の間に経験してきたことを遊びの中へ取り入れ、
楽しむ姿を見て、たくさんのことを吸収するこの乳児期に、
私たち保育者が日々、こどもたちの生活や遊びに丁寧に寄り添い、関わっていく大切さを改めて感じました。
こどもたちと接する中で、様々な気付きをもらっています。