9月えんだより
朝の時間、幼児組に入ると、こどもたちが自分のやりたいあそびのコーナーに向かい、
おもちゃや教材を出し、おままごと、ブロック、おりがみ、レゴなどのグループに分かれ、
あそびが展開されています。
そこに年齢の壁はなく、3、4、5歳児が一緒にやりたいことを楽しんでいます。
その関りの中で、例えば、おりがみあそびなどは折り方の本を見ても3歳児にはまだ難しいところがあり、
その通りにはできません。
そこに5歳児がいると「やってあげようか?」「ここは、こうだよ!!」と折り方を知らせたり、
3歳児も「これ、どうやるの?」「やって!!」と5歳児を頼ったりする姿が見られます。
日々の中で同じような光景はよく目にします。保育者が、その時々で口を出さなくても、
こども同士のやりとりの中であそびが展開されていきます。
こどもが自らのおもいを相手に伝えること、一緒に考えること、相手の思いを受けとめることなど、
あそびの中で自然にやりとりができていることを嬉しく思いながら、こどもたちの様子を見ています。
同じ年齢同士の関りも、もちろん大切です。
こうして日々異年齢の関りを体験していく中で、こどもたちは力をつけていくのだと思います。
それをこどもたちが日常の様々な場面で証明してくれています。
ひとりひとりの表現はちがっても、どの子も確実にその力を発揮しています。