2月園だより
2月3日は節分。
秋田では、『なまはげ』という仮面を付けて蓑の衣装をまとった神様のお使いが
「泣く子はいねーか?」「悪い子はいねーか?」と言いながら街を練り歩き、
家に入ってきて今年一年の家族のした日常の悪事の釈明を聞き、
帰っていくという行事があります。
この『なまはげ』、ただ、怖がらせるだけの行事ではないのです。
最近は鬼のアプリがあり、ついつい、なかなか言うことを聞いてくれない我が子に
この鬼のアプリを使うご家庭もあるかもしれませんが、
子どもは脅してもその場では怖くて言うことを聞きますが
本当の意味で理解をするわけではないので、
「も~さっき言ったばかりなのに!!」と同じことを繰り返し、大人を困らせます。
そのため、リーゴでは子どもを脅すようなことはしないようにしています。
また、大人の言うことを素直に聞く子が良い子ではないと考えます。
「先生や、お父さん、お母さんはそう言ったけど、本当にそうなのかな?」
「自分はこんな風に考えるけどな」と自分の意見をしっかり持てる人になってほしいと思っています。
また、わたしたち大人こそ、
きちんと子どもたちの声に耳を傾け、一緒に考えることが、
本当の意味での『子どもの人権』を守ることであり、
リーゴの何よりも大切にしたい想いです。
そんな想いで節分も企画しました。
しっかり自分の中の鬼と向き合ってもらえたらいいなと思います。