10月園だより
先日、「乳幼児メディアアドバイザー講座」という研修を受けてきました。
実は、受ける前は自分がこの資格と知識を持つことで
メディアの悪影響を子育て世代の親御さんたちに伝えようと意気込んでいました。
しかし、研修を受ける中で自分自身も子育て時代に、
我が子が小学校入学を機に良かれと思って与えた学習用タブレットがきっかけとなり、
寝ても覚めてもゲームに夢中になってしまった時期があり、
どうしたらいいのかと随分悩んだことを思い出しました。
今はもっと身近にスマホやタブレットがある時代で、0歳児にも操作が可能です。
与え方や付き合い方などに悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
また、スマホなどで急性内斜視や腱鞘炎、難聴、依存症など、身体への弊害も実際に出ているそうです。
しかし、わたしたち保育者の役割はスマホなどの弊害を訴えることよりも、
子育て世代の大変さや親の苦悩を理解し、
それに代わる楽しい遊びや過ごし方などを保護者のみなさんと一緒に考え、
どうしたら子どもの本来の育ちを守ることが出来るかを考えていくことだと思いました。
そして、改めて乳幼児期には、何よりも人間関係を育てること、自己表現する喜びをもてること、
直接的なコミュニケーションの能力を育てることが大事なのだということを再認識した研修でした。