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2019年12月04日 お知らせ

12月園だより

 

「ねえ、今日ぱんだぐみに行っていい?」と4歳児の女の子が聞いてきます。

「ぱんだぐみの先生に聞いてみたら?」と言うと「え~、先生言ってよ!」と恥ずかしがります。

「行きたいと思っているのは〇〇ちゃんだから自分で言ってみて」と答えると、

階段を上がっていってみるものの「何て言えばいい?」と戻ってきます。

何度かそんなやりとりをして、最終的には自分で聞くことができ、

0歳児さんのお世話を楽しんできていました。

そして、またある日、今度は5歳児の女の子が近づいてきて

「ねえねえ、上の部屋(リスの部屋)におもちゃをとりに行ってすぐ戻って来るからいい?」

と聞いてきました。

すぐに「どうぞ」と答えると、

後ろに数人の女の子たちがいて「いいって!」と一緒に上に上がっていきました。

どうやら代表して聞きに来たようです。

 

この短い文章の中に、さすが5歳児と思われる工夫がみられます。

『何のために行きたいか』を伝え、また『ずっとそこで遊ぶのではなく、

下へすぐに戻って来る』ことを伝えればきっと「いいよ」と言ってもらえるだろう

と考えてきたことがうかがえました。

毎日、一人ひとりの子どもたちが保育者や友だちとの『やりとり』をしながら、

自分の気持ちを伝える大切さを知り、その方法を身につけていきます。

まさに、この日々の小さな体験の積み重ねが大事ですね。

 

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