9月園だより
先日、1歳児のふたりが絵本コーナーの椅子に座り、
机の上にそれぞれが選んだ絵本をひろげていました。
ひとりは「おべんとうばこのうた」の絵本。
もうひとりは「おばけの絵本」です。
おべんとうばこの絵本を見ている子は、
絵本のページをめくりながら
「さくらんぼたん…しいたけたん…ごぼうたん…」
とうたいながら、となりに座っている子
「ごぼうたん好き?」「しいたけたんは?」
などと聞いています。
一方、「おばけの絵本」を見ている子も、となりの子に
「おばけこわい?」「こわいねぇ~?」
と聞きながら相づちをうっています。
誰にも邪魔されることなく、ふたりのやりとりが続いていきます。
“友だち”の存在に気づき、相手の思いをお互い確認し合いながら、
笑ったり、椅子にのけぞったりしてあそぶ姿がありました。
こんな何気ないあそびの時間をたくさん保障してあげたいと思っています。
多くの言葉ではありませんが、
こども同士、心のコミュニケーションがとれていると感じた一場面でした。