11月園だより
先日、こども財団とは全く関係のない
保育園の先生とお話をする機会がありました。
その時に他園で年長を担任している先生が
「こどもたちがけんかをした際に、
自分たちで解決できないので、
保育者が仲裁に入ることが多く
これから自分たちで解決できる練習をしていきます」
とお話されていました。
これを聞いて、
すぐにらん組のこどもたちのことが思い浮かび・・・
「そうそう‼
自分の思っていることをちゃんと相手に伝えられるし、
相手の思いも聞いている。
その問題が解決するまでにとても長い時間をかけ、
話し合っている時もあるよなあ。
らん組のこどもたちって、やっぱり・・・すごい‼」
と思わず、心の中で拍手でした。
ここに居るこどもたちに
解決するための練習は必要ありません。
日々の生活の中で、
どんな時でも自分の思いが伝えられて、
相手の思いも受け入れられる。
そして、お互いが納得するまで話し合うことが
“ふつう”に流れているからです。
人と思いをすりあわせていく作業は
とても“力”がいることだと思います。
この力が培われている時間を、
ここでは大人が余計な口出しをせず、
こどもを信じて見守っています。