1月園だより
公園の木々や外の空気が冬らしくなってきた12月。
こどもたち一人ひとりの中にもそれぞれの“成長の芽”が
みられるようになり大きくなったなと、感じる今日この頃です。
そんな中で始まった異年齢での活動である“仲良し仲間”に
ついてご紹介します。
「りすぐみとほしぐみ」「ももぐみとあいぐみ」でこども同士の
ペアをつくり、公園に行く道と帰る道で手を繋いで共に過ごす
相棒のことを「仲良し仲間」と呼んでいます。
大人が聴くと「あぁ、手を繋ぐペアね」という印象ですが、
こどもにとってはお互いの存在が自分にとってとても大きなものと
なるのがこの「仲良し仲間」です。大きい子視点から見ると
「〇〇ちゃん今日はご機嫌よく歩いてくれるかな」
「忘れ物やトイレは大丈夫かな」と自分のことに加えてその心情や
行動に心を配るべき存在、小さい子視点からみると
「ほんとは◎◎ちゃんや先生と手を繋ぎたいのになぁ」
「このお兄ちゃんやさしいかな?」等、
自分の希望とは必ずしも一致しない相手であることも。
そんな仲良し仲間たちも日々を重ねていく中で、最初は行き帰りを
共にするだけの存在でしたが、最近は仲が深まり学年を越えて公園で
オニごっこやかくれんぼ等の遊びを共に楽しむ姿が見られるように
なってきたのです!
「こっちにおいで!」と年上の子が年下の子の手をとって走ったり、
最初は固くなっていた心も体もほぐれ
「ぼく、わたしのお兄ちゃんお姉ちゃん!」と小さい子が愛らしい
笑顔をみせるようになったり。言葉や年齢を越えて目には見えない
部分にお互いの存在という芽が育ち、春に向かってぐんぐんその芽を
伸ばしています。そんなこどもたちのそばに居られるよろこびを胸に、
新しい年も過ごしていきたいと思います。